※今回は写真もないし、長文です。
フエから3時間ほどバスで走って、国境に到着。今回の国境越えはどうなるか!
はい、まず一つめの関門。
「そもそも出国ゲートがどこかわからない事件」
国境を越えるのって基本
出国ゲートでスタンプもらう
↓
出国
↓
国境越える
↓
入国ゲートでスタンプもらう
↓
入国
これ、通常の流れ。
日本の方は基本的に飛行機で海外に行くから、そんなに意識せずに手続きしてるけど、陸路はそうはいかない。
バス降りた瞬間、放置。
ただのバスターミナルにしか見えない。
とりあえず、目の前の道を歩き始める。
ここで日本人のミキさんと、韓国人の女の子三人組(名前聞いたけど忘れた)と仲間になる。
道は1本しかないから、どんどん進む。
目の前に明らかに国境らしきものが見えてきた。
・・・いや、まだ出国スタンプもらってない。
出国ゲートどこ?ってなる。
警備員らしきおっちゃんに、パスポート見せてスタンプ!スタンプ!(のジェスチャー)
おっちゃん、まっすぐ進めとおっしゃる。
どんどん国境に近づく・・・。
もう一人、おっちゃんに聞く。まっすぐ進めとおっしゃる。
もう、僕らにできることは、真っ直ぐ進むしかない。
進む・・・
進む・・・
国境越える。
・・・え!?
越えたよ?!いいの!?出国スタンプもらってないのに、ラオス入っていいの!?
ってザワつく。
目の前の看板
「welcome to LAOS」
ウェルカムじゃねーよ!!ベトナムの出国スタンプもらってねーんだよ!!
スタンプもらってないアジア人5人がキョドキョドしながら、国境越えるとか、気持ち不法入国。笑
言われた通り真っ直ぐ進んだら、出国ゲートはあった。
というわけで、第一関門の答えは
「ベトナムの出国ゲートは、ラオスの中にある」
でした。
ラオスの入国ゲートは、そこから歩いて5歩。
すぐ隣。
出国&入国審査に関しては会話ゼロ、チラ見のみで、合計5分もかからず通過。
国境越える
↓
出国スタンプ
↓
入国スタンプ
↓
ラオス入国
という流れでした。
続いて第2の関門
「バスをどこで待てばいいのかわからない事件」
無事にラオス入国したけど、そこには何もない。
バスが来そうな気配もない。
もはやどこでバスを待てばいいのかわからない。
ここで、ベトナム~ラオスの国境越えを5回ほど経験してるイギリス人男性と仲間になる。
彼が、バスを待つ場所を教えてくれた。着いたのは、ただの食堂の前。
第2の関門の答えは
「何の変哲もない食堂の前で、バスは待つ」
でした。
続いて第3の関門
「待てど暮らせどバスは来ない事件」
飲み物買ったりおやつ買ったりして、みんなで食堂で待つ。
ここで、一人旅のイギリス人の太ったおじぃちゃんと、ノルウェーのカップル、オランダ人の女の子が仲間になる。
待つこと2時間。
バスは来ない。
経験者のイギリス人のお兄さん曰く
早い時はすぐ来たし、待ったときは待ったよね。つまり僕らにできることは・・・
待つだけ。
ですって。笑
そこから待つこと、さらに1時間。
待つことしかできないって言ってたお兄さんもさすがに不安になり始めた。
あっちかな?とか言って道を歩き始める。
経験者のキャプテンが動けば、全員動く。
なんとバス発見。
どういうわけか、バスの天井に荷物積んでる。
なにはともあれ、バスは確保した。
が、試練はまだ続く。
第4の関門
「バスはなかなか出発しない事件」
目の前にバスはあるのに、謎の荷物を天井に積む作業が延々と続き、それが終わるまで待つことに。
もうかれこれ3時間以上一緒に待ってることもあり、この辺から仲間達との絆ができ始める。
おじぃちゃんの感動エピソードもここで出会った。その話はまた後で。
バスケットリングがあったから、空き缶ボール代わりにして、フリースロー対決。缶蹴り。おしゃべり。みんな、思いつく限り全力で時間を潰す。
待つこと1時間。
ラオス入国してから、かれこれ4時間近く待った。やっとバス出発。
目的地のサバナケットに到着したのは21時過ぎ。
合計12時間以上の長旅が終わった。
国境って基本写真禁止、待ち時間しゃべったり遊び過ぎたりで、写真1枚も撮ってへんかったのが、ショック。