無事に国境を越えて向かうのは、ブッダ生誕の地、ルンビニ。
国境からは直通バスはない様子で、バスを乗り継ぐ必要がある。町の人に聞きながらルンビニまで目指す。
途中お昼ご飯に立ち寄ったレストランの店主の女性。
見た感じ40代半ばくらい。
料理を頼んだらなぜか僕のテーブルに座って話し始めた。笑
そしたら、なんと元看護師さん。先週この店をオープンしたらしい。
なぜ仕事辞めて店を開いたのか聞いてみた。(以下、店主の言葉)
今まで人のために一生懸命働いてきた。病院に来たけど貧しくてお金が払えない人のためにお金を払ってあげたりもしたわ。婦長さんもして、後輩もたくさん育てた。
だから、もうやりたいことをやろうかな?って思ったの。
別に看護師が嫌いなわけじゃないよ。ただ自分の店を持つのが昔からの夢だったの。
ちなみに私、今、ラジオのDJもやってる。好きな話して好きな歌を流してって、すっごく楽しい。今日の18時からだから聴いてね。
店で日本料理を出したいんだけど、作り方が分からないから教えてくれる人を探してるのよ今。あなた教えてくれない?
自分のこれからの人生について、生き生きした表情で語る彼女。
人生でやりたいことは何なのか。1度しかない人生を楽しむ。生きる上でとても大切な事だと思う。
そういう人の話は面白い。どんなことをしたらこの店がよくなると思う?こんなこと、あんなことしてみたい!と、話が尽きない。おかげでコーヒーを頼んでしまった。笑
ただ・・・
「昔、中華料理の教室に参加したから作れるのよ!」と豪語していた料理は、中華料理の要素は一切感じられず、そして、味の改良の余地もかなりあった。
伸び代いっぱいあるって、幸せやな。笑
心からやりたいと思えることをどんどん挑戦していく、そんな人生を歩みたい。と、改めて感じさせてくれる素敵な出会いでした。
雨がどしゃ降りやったこともあって、一切写真撮ってないの今さら後悔。
おばちゃんにバス乗り場を教えてもらって、ルンビニを目指します。