ブッダの話~ブッダガヤ~

かつての日本人の多くは熱心な仏教徒だったはず。でも、現在の日本人の中で自身を持って「仏教徒です」と答える人は少ないと思う。

自分自身「宗教は?」という質問に対しては「特にない」というのが、正直な所。

そんな宗教心の全くない自分が、色んな宗教の本を読んで「いいこと言うなぁー」と素直に心に響いたのは、不思議なことに仏教だった。

仏教徒なんて意識は全くないけど、身体のどこか、というかもっと潜在的なDNAレベルの世界ではまだ仏教が根付いてるのかも?とか思うと少し面白かった。

というわけで、仏陀ゆかりの地(仏教四大聖地)を実際に訪問できるとあって、これまで旅してきた中で間違いなく最高潮の興奮。

まず一つ目はブッダが悟りを開いた場所「ブッダガヤ」

「ブッダ」とは「悟りを開いた人」という意味なので、正確には「ゴータマ・シッダールタという人が悟りを開いてブッダになった場所」というべきやけど、ややこしいから呼び名はブッダで統一します!

ブッダが悟りを開いた話(ざっくり)

ブッダは元々、カピラ国という小さな国の王子様。何不自由ない生活をしていたけど、物思いにふけることが多かったブッダ青年。特に、人の生には老・病・死の苦しみが常にあることに悩むようになる。そして、それらの苦悩の解決を目指したいと思うようになり出家する。ブッダ29歳の時。

出家したブッダは6年間の苦行を続ける。苦行の内容は、

・断食

・呼吸を止める

・牛の糞を食べる

・一日中手を上げたままで過ごす

・太陽を凝視する

・他人から石を投げられるのに耐えながら座禅を続ける。

などなど、よく思いついたねってくらい厳しい内容。どれも嫌ですが、個人的には太陽凝視だけはやりたくない。

そして、瀕死状態になるまで自分を追い込んで、ブッダはあることに気付く。

「あれ?苦行、意味なくね?」

衝撃の展開。笑

6年も苦行続けて、この考えに至ってしまったら自分なら耐えられません。お酒に走りそう。ウィスキー片手に「この6年なんだったの・・・」って。

いや、ブッダだってウィスキー・・・じゃなく乳がゆ片手にやさぐれた時期もあったに違いない。6年は長い。

とにかく、求めていた苦悩の解決には繋がらないと判断したブッダは苦行をやめる。

その後、今回訪問したブッダガヤの菩提樹の下で瞑想にふける。(瞑想期間は諸説あり。21日間とか49日間とか)そして、遂に悟りを開く。ブッダ35歳の時。

え、35なの?!早くない?!と思いました?

そう意外と早い。

イメージするための比較対象

35歳(1982年生まれ)の有名人

向井理

綾野剛

狩野英孝

櫻井翔

瑛太

ザ・タッチ(お笑い芸人)

エジミウソン(サッカー選手)

若くもなく、ベテランでもない。1番脂の乗ってる年代って感じかな。最後の2つは脂の乗ってるのかどうか分からんけど。

「悟りを開く」ってなんか、仙人みたいな老人が辿り着けそうなイメージやけど、実はブッダがこの年代の時の話。

というわけで、ここまでが悟りを開くまでの話。

悟りがどういう事か。まで説明すると指が腱鞘炎なると思うので、今回はここまでにします。

実際のブッダガヤについては次回に続きます!

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