ミャンマー最後の滞在地となるマンダレーに移動。
インレー湖19時発の夜行バス。11000チャット(約900円)
マンダレーに到着したのは、
午前4時。
・・・真っ暗。
インレー湖に行った時と全く同じ展開。
※インレー湖の記事は→こちら
なんでもう少し出発時間を遅くしてくれないかなー。。。
しかし今回は、インレー湖での失敗を活かしてホテルの予約を・・・
してない。
マンダレーはミャンマー第二の都市。そこそこ都会。
寝れそうな丘が見当たらない。
仕方ないから、シャッターの閉まったお店の前で朝まで待つことにした。
バックパック枕にして寝転がって思った。
午前4時、シャッターの前、寝転ぶ男性・・・
これ、どう見てもホームレス。
いや、やりたくてやってるわけじゃない、寝れる丘がないのが悪い。(ホテルを予約してなかった奴が悪い)
明るくなってから、無事にホステルを見つけた。
翌朝、朝ご飯を食べてる時に向かいの席に座っていたフランス人のロマンさんと一緒にマンダレー王朝の昔の王宮を見に行くことに。(ロマンさんと写真撮るの忘れた)
その後、世界一長い木造の橋・・・らしい(半信半疑)ウー・ベイン橋へ。
自転車で1時間くらい走って到着。
確かに長い。そして、作りが緩い。
ボブサップが激しめに駄々こねたら、きっと潰れる。
所々にベンチがあるので、座ってジュースを飲みながら日が沈むのを待つ。
釣りしてるおじさん。
釣りに出かけるおじさん。
使い方、間違えてるおじさん。
いろんな人がいて飽きない。
友達とかカップルのお出かけスポットになっている模様。
そうこうしてるうちに日が沈みはじめた。
きれいやったー・・・。
言ってしまえば、ただ太陽が沈みかけてるだけ。だけど、こんなにも幸せな気持ちになれる。感動できる。
隣に可愛い女の子が座ってたら、もっと良かったのにな・・・なんてこれっぽっちも思ってない。
隣にいるのは、いい写真を撮ろうと一心不乱にシャッターをきるお兄さん。それでもいい。いいんだよ。
夕日って、写真に収めてしまうと一瞬の景色を切り取ってしまう。もちろんそれもきれい。だけど、夕日のなにがいいのかって、昼間いろんな人が行き交うのを眺めて、沈み始めてドキドキして、数分間だけ息を飲むくらい感動する景色が広がって、だんだん夜になるにつれて感動の余韻と一緒に何となく寂しい気持ちになる。そして日が沈む。この一連の流れ全てを夕日の美しさと呼ぶべきだと思う。
国語好きの方はお気づきかと思います。兼好法師の受け売りです。
兼好法師が花や月やお祭りを例えにして伝えているのは、
「物事は1番いい瞬間だけに価値があるのではなくて、始まりと終わりがあるから趣深いんだ。」
ということ。景色だけじゃなくて、人生すべて含めて。
興味のある方は「徒然草137段」を検索してください。
兼好法師は僕の価値観に大きな影響を与えた人の1人。
自分にはなかった物事の捉え方、考え方、価値観を知る。国語(古典を含む)を学ぶ大きな意味はそこにあると思っています。
「私、国語の授業大嫌いやったわー」とおっしゃる多くの方達、そして、かつての教え子たちよ、聞いてますか!国語は素晴らしい教科です!!
なんて。笑
すいません話がそれすぎました。この辺にしときます。
ミャンマー、人は穏やかやし、フレンドリーで親切。
そして、美人の多さは間違いなくこれまでの国の中で第1位(明石調べ)美人の多さに永住しようか悩んだ。
その一方で、路上生活者も多く、町の外れにある貧しい村を見ると、貧困国だと強く感じる光景もたくさんある。
民族間の問題。政治の問題。貧困。
ただきれいな景色いっぱいの楽しい国というだけではなく、難しい面、暗い面もあるからこそ、全部ひっくるめてこの国好きやなー。と夕日を眺めながら思い出に浸るミャンマー最終日。
もう一度訪れたい国になりそうです。
次回はインドへの国境越え!
ドキドキのインド、アライバルビザ取得!
です。