ゾウさんが決めた場所 ~タイ(チェンマイ・ドイステープ・ドイウモン)~

自転車でドイステープというお寺に行ってきました。

ここは1383年にクーナー王って人が建てたらしい。クーナー王はインドから譲り受けた仏舎利を個人的に保管してた。

仏舎利って本来は仏陀の遺骨のこと。でもこれ、普通に想像する遺骨とはちょっと違う。

まず仏陀が入滅して(亡くなって)、その遺骨を砕いて、最初は8等分に分けて、各地のお寺に分けて収めたらしい。

その後、敬虔な仏教徒だったインドのアショーカ王が8箇所の内の7箇所の遺骨を掘り起こして、粉々に砕いて、それを少しずつ小分けにして、結果的に8万以上のお寺に再分配したみたい。

・・・。

遺骨を粉々に砕かれた仏陀が・・・不憫。

遺骨掘り起こす時点で驚きなのに、それさらに砕くって、だいぶクレイジーな気もする。ホントに敬虔な仏教徒なのか?アショーカ様。

とにかく、それを周辺の仏教国がインドから譲り受けたりして、全国に広かった。

でももう、砕かれ過ぎてどれが本物なのかは実際の所、分からないみたい。

ま、仏陀を信じる人にとっては、それが本物の遺骨かどうかなんて関係ないってことでしょ。

仏舎利とはそんな感じ。で、話をドイステープに戻すと、タイのクーナー王はその仏舎利を安置すると決めた。そして、その場所を決めるのを

ゾウに任せた。

仏教では、ゾウは縁起のいい動物だからね。

そして、ゾウに乗ってこのステープ山を登ってる所で、ゾウが息絶えた。それで、ここがその場所だ!ってお寺作ったというのが起源らしい。

山頂付近までは、ソンテウっていう、トラックみたいなタクシーで行く。そこから、階段かケーブルカーで登る。階段は300段ぐらい。

7000段の中国の泰山を登ってるから、こんなの屁でもない。笑

お寺からの眺め。

その後にワットウモンに行った。

ここはトンネルの中にお寺がある。

全体に苔が生えてて、神秘的な雰囲気。

ここにいたお坊さん。

んーーー。背中が気になる。背中が。
しかもこれ、みんなで盛り上がってる話題、宝くじ。

煩悩の塊やん。

足跡&現在地