ノーンキャウに別れを告げて、向かうはタイへの国境越え。
ラオスのフェイサイという町から国境は越える。
ノーンキャウのバス会社で聞くと、パクモンという町で夜行バスに乗り換えて、フェイサイまで行けるらしい。
情報だけ教えてもらって、当日バスターミナルで直接チケット買うことにした。
※これが悲劇の始まりでした。
何時にバスがあるんか分からないので、早めにバスターミナルに到着。朝7時30分。
パクモンまで!
のバスは予約いっぱいで、もう乗れないらしい・・・。
バスターミナルのおじさん曰く、ノーンキャウ→ルアンナムター(乗り換え)→フェイサイというコースでも大丈夫やと。
ルアンナムター行きのバスなら席まだあるらしい。
それで行くことに。
でも確認しなきゃいけない事が1つ。今日中にフェイサイに付けるのかということ。
なぜなら私は所持金が少ない。どこかに泊まる余裕はない。
おじさん、今日中に着けるとおっしゃる。
ならそれで行こうと、バスを待つ。
2時間半。
ルアンナムターに着いたのは、夕方4時半。
バスの運転手にフェイサイ行きのバスは?と聞くと
「今日はもう無いよ。明日の朝だよ。」
て。
ふふふ。こういう展開、慣れてきた。
ってことは、この町に泊まらなあかんやん。
仕方なく、ATMを探す。
バスターミナルから大通りに出て、もう、すぐ確信した。
ここ、なにもない。
ふふふ。こういう展開も慣れてきたぜ。
なら、町まで出てお金おろそうと歩いてみる。目の前の標識に「ルアンナムタータウンまで8km」の文字。
・・・。
あのね、ラオスゆっくりしてていいよ。人も穏やかだし、好きだよ。ただね!1つ文句が言いたい。
バスターミナルから町までが遠すぎやねん!!
どこ行くにもバス降りた瞬間、ここはどこ?状態にまず陥る。
8kmやで?
大阪駅、着きましたー!言われて降りたら、そこは尼崎駅。ぐらいの距離やで?歩く?歩かへんわ!!
さぁ、どうする。
所持金は120000キープ。
フェイサイまでのバス代は60000キープ。
つまり、使えるお金は残り60000キープ。
ここで、ラオス第2回明石脳内会議、開催。
トゥクトゥク使って、町まで行く?
いや待て、町まで行ってATMがなかったら終わりじゃね?
でも、ここ見た感じホステルないよ?
普通のゲストハウスだときっと値段高いよ?
もうめんどくせーし、バスターミナルで野宿でよくね?・・・。
議会の決議は「60000キープ以内で泊まれる所が見つらかなかった場合、野宿」でした。
という訳で、数箇所あったゲストハウスを当たってみる。
ことごとく玉砕。
最後の1つ、おばちゃんにいくらか聞いてみる。
おばちゃん、70000キープって・・・。
おしいぃ!!!
値切るというより、もう正直に財布見て「あ・・・足りない・・・。」って顔してたら、
「60000キープでいいよ。」って!
無事にベッドで寝れた!
翌朝、フェイサイまでのチケット買う。この時点で、所持金ゼロ。
大学時代、極貧の危機に陥った時ですら所持金29円だったのに。初めてのゼロ。
隣の席がタイ人家族で「私らと一緒に来たらいいのよ!」と言ってくれた!ラッキー!
フェイサイ到着。
ラッキー!とか思ってたけど、よく考えたら、バス、どうせへんぴな所で降ろされるよね・・・
降りたら、案の定。
聞いたら、ここから国境までトゥクトゥクで20000キープだと。
僕、所持金、ゼロなんです。
なんて、言えない。
お金が少し足りないから、ATMでおろしてくるよ!先に行って!と言って立ち去る。
トゥクトゥクに後ろから追い越された時、タイ人家族が手を振ってくれた。
命綱が離れていくように感じた。
大通りでATM発見!
昨日の昼からなにも食べてないから、すぐ隣のレストランで昼ごはんを食べる。
店員のおばちゃんに国境越えてタイに行くと伝えると「どうやって国境まで行くの?」と言う。
なんも考えてない。歩くか、とにかくどうにかする!と答えると
「息子に運転させるから、国境までウチの車で行きなさい」って!
優し過ぎる。涙
感謝感謝。ラオス大好き。
息子さんに送ってもらって国境到着。
でしたが、国境越え自体は何の問題もなかった!
荷物のスキャンの機械はあるけど、スタッフがおらず、確認しに戻ったら、めんどくさそうに
「スキャンしなくていいから!早く行って!」
みたいな扱い。
無事タイ入国!
バイバイ!ラオス!