衝撃の展開から一夜明け、予定にはなかったけど、せっかく来たからには、なんか来た意味残してやろう。
との思いで検索したら、なんと西寧、チベット仏教の開祖ツォンカパの生誕地らしい。
チベット仏教も見たかったけど、総本山のポタラ宮は遠いと入るのに手続きめんどくさいらしく、行くの諦めてた。
のに、切符間違って買ったお陰でチベット仏教の六大寺院の一つのお寺に行ける。
間違って切符買ってみるもんだよ!まじで!(強がり)
目指すは「塔尓寺」
行き方、全然分からんかったけど、とりあえずバスターミナル行って、運転手に「塔尓寺」って紙見せる。言われたバスに乗って、降りろって言われた場所で降りるも、ただのバス停。見回すも何も無い。
んー・・・。確実にここではない。
バス停にいたお姉さんに「塔尓寺」って紙に書いて、見せる。
ここで待てと言っている模様。
したら、直通バスが来た!
言葉全く通じんくても何とかなる。行き先書いた紙持ってりゃ、だいたいたどり着ける。
仏陀を信仰してるという意味では同じやけど、日本でみるお寺とは、全然雰囲気が違う。まず驚いたのは色彩の豊かさ。
中、撮影禁止の箇所が多くて、写真はそんなにないけど。
チベット仏教といえば、マニ車。
これ回す事で、お教唱えたことになるんやて。
何代目かのダライラマの写真が掲げてあってお祈りしたいねんけど、邪念が湧いてくるわいてくる。
だって、写真がロバート秋山にしか見えないんですもの。似てるとかじゃないよ。もう、ほぼ秋山本人。
そんなん思たらアカンアカンアカン・・・。て、必死に目閉じて、手を合わせた
で、目開けたら、
むふふ、やっぱ似てる・・・。笑
ってなってもた。
邪念の塊。煩悩に完敗。ごめんなさい。
印象的やったのが、現地の参拝来てる人(観光客じゃなくて、お参りのためだけに来てる人)と、チベット仏教徒のお祈りの仕方。
五体投地っていう、完全にうつ伏せになるまで体伏せて、立ち上がって。また伏せて・・・ってのを、何回も何回も何回もずーーーーーっとしてる。
バスケ部ん時に筋トレのメニューにあったやつとほぼ一緒。あれ相当キツいと思う。
おばぁちゃんくらいの人から、若い子まで、あれを黙々と続けられる強い信仰心には畏れすら感じる。
ダライラマの写真見て、ロバート秋山を想像してたクソ野郎には、到底行き着けない境地。
お坊さん、みんなガタイいいんだよ。
きっと、五体投地の効果やで。
ただね、割とみんなね、自由。笑
もっと、ストイックに修行してるイメージもっててんけど、スマホで音楽聞いてたり、タブレット見ながらトドみたく横になってたり。笑
チベット族の人も会えた!
日本に仏教が入ってきたのは、インド→中国→朝鮮半島→日本っていうコースで伝来してるから、どうしても中国文化が入ってる仏教。
チベット仏教はインド→チベットで、インド古来の仏教をそのまま引き継いでるってのが一つの特徴。
インドで生まれた仏教やけど、本国のインドではどんどん衰退して行って、今ではほとんど消滅してるのに近い状態。現在のインドではヒンドゥー教が主に信仰されてる。やから、インド古来の仏教を残してるのは、チベット仏教なんかもしれへん。
大満足でホステル帰ったら、ホステル開業5周年記念のイベントやってて、昨日の晩に暇潰しにギター弾いてたのを見てたオーナーが「5周年祝って、ステージで1曲歌ってくれ」言ってきた。まさかの展開。
中国の人を前に何歌ったらいいのか迷ったけど、大同のホステルの鼻血出してたお姉さん思い出してKiroroのひとつぶの涙歌った。
みんな拍手くれたし、ビールくれた!
※写真はホステルのオーナーです。
でも、明石もこんな感じで歌いました。