スマホが生み出したもの ~中国(万里の長城)~

ネットの情報によると、万里の長城には北京北駅から電車で行けるみたい!

地下鉄で「西直門駅」まで。そこから歩いて「北京北駅」

駅着いたけど、ほっっっとんど人いない。

ん?世界遺産に向かう電車やんな?と。軽く嫌な予感。

駅員さんに聞いてみる。そしたら、紙見せてくれた。「この駅は去年の11月で廃線になりました。黄土店駅に行ってください」やて。

あーぁ、ネット情報に頼りすぎてもこうなるのねー。と、反省しつつ、外に出たら、タクシーのおっさんが待ってました!の如くこっち来た。どうせ客引きやし無視。したら、スマホに向かってなんか喋ってる。

ピロン♪

って可愛い効果音とともにオッサンの言った事が英語訳されて画面に出てた。スマホがこんな機能生み出したせいで、こういう事態に陥んねん!て思いつつ、一応読んでみる。

「600元で万里の長城に連れて行きます。」てさ。高額過ぎるし、電車出てる駅分かってるしで、無視続行。ドラクエ並に着いてこられたけど、なんとか振り切れた。

歩いて地下鉄「西直門駅」まで戻って、そこから地下鉄で「霍営駅」まで行って、歩いて「黄土店駅」に到着。

駅員っぽいおじさんが時刻表指さして叫んでる。

言ってる事、すぐ分かった。「次の電車15時30分やて!この時間から行っても、着いたら万里の長城閉まってるって!」ってことやろ。(黄土店駅から万里の長城に行くには午前中に駅に着いとかなアカンみたいです)

マジかーーー。

って、なってたら、近くに同じく

マジかーーー。

ってなってる10代~20代の中国人5人。

駅員らしきおじさんがなんか言うてるけど、今回は全然わからん。みんな動き出した!
ちょっと待って!どうなってんの?って聞いてみたけど、誰も英語使えない模様。

困ってたら、若者の1人がスマホに向かって喋ってる。

これはもしや・・・

ピロン♪


来たーーーー!!

画面「彼はガイドです。」

来たーーーー!!

しかも、日本語表記で出してくれた優しさ!

てか、駅員やと思ってたおじさん、ガイドやったのね!

さっきは憎たらしかったスマホの機能に愛を感じた。

しかも、帰りも駅まで送ってくれて50元(800円くらい)とか安い!

ってことで、急遽6人で一緒に万里の長城行くことに。

着いてからも、その子らがチケット買ってくれたり、案内してくれた。

からの・・・

でーん!

でんでーん!!

snowで写真撮ったり、みんなで自撮りしたり、やること日本の若者と一緒!

赤パンツの子のテンションの高さが、完全に中国映画に出てくるお調子者キャラの人と一緒やって笑えた。

人と一緒に見て回るのもいい!楽しかった!

見えてる範囲だけでも、半端ないスケール。予想以上。 せっかく万里の長城来てるし、自分が始皇帝やったら、、、と本気で想像してみた。。。結果。

いや、こんなでかい国いいわ。一戸建ての家1軒でも十分やわ。思た。

器の大きさ一般人。Yes I know.

これを自分の指示で大量の人員動員して作らせるてどんな気分やってんやろ。とか、 こんだけ大きい国を初めて統一した始皇帝てどんな人やってんやろ。などなど、色んなこと考えさせられるほど、壮大なスケールやった。

中国ではFacebook使えんから、友達なったのに連絡先の交換する方法ないのが、残念やねー。って、みんなで言いながら、駅で解散しました。

2017/5/11